4つの基本作図

中1_4つの基本作図 中1数学

今回は中学数学で学ぶ
4つ種類の作図方法を詳しく解説します!
分かりやすい動画つきです!

【平面図形】の単元で理解度に不安がある場合は
以下のリンクから復習できます!

✅ 点と直線
【キーワード】半直線、線分、平行、垂直

✅ 円と扇形
【キーワード】接線、接点、扇形、中心角、面積

作図とは?

作図とは、コンパス定規を使って二等分線などをかくこと。
(二等分線は後ほど説明)

作図では、コンパスと定規以外の道具は使えません。
分度器は使うことができません!

また、作図に使った目印の線などは
消さずに残しておきましょう

採点者にどのように作図したのかを伝える必要があるからです。
作図の跡を消すと○をもらえないこともあります!

垂直二等分線とは?

(垂直二等分線の図)

上の図のようにAM=MBのとき
点Mを線分ABの中点と言います。

また、中点Mを通りABに垂直な直線\(l\)を
線分ABの垂直二等分線と言います。

ある線分を垂直二等分する線が垂直二等分線です。

また、垂直二等分線上に点を取ると
その点からA,Bまでの距離は等しくなります!

垂直二等分線の作図

初めに線分の二等分線の作図を説明します!

まずは動画で確認してみましょう。
こちらの2つがすごく分かりやすいです。

線分の垂直二等分線は次の手順で作図できます!

垂直二等分線の作図方法

① 点Aを中心にして適当な半径の半円をかく。

② 点Bを中心にして適当な半径の半円をかく。
 (半径は①と変えてはならない)

③ ①と②でかいた半円の2つの交点を結ぶ

実際にかけたら、
✅ 本当に垂直になっているか?
✅ 線分ABは二等分されているか?
をチェックしてみましょう。

角の二等分線とは?

(角の二等分線の図)

上の図のように∠AOBを
∠AOP=∠BOPに二等分する線分OPを
角の二等分線と言います。

角の二等分線上にある点を取ると
半直線OA,OBまでの距離は等しくなります。

「半直線」や「距離」については
点と直線 で詳しく解説しています。

角の二等分線の作図

次は、角の二等分線の作図を説明します。

まずは動画で確認してみましょう。
こちらの2つがすごく分かりやすいです。

角の二等分線は次の手順で作図できます!

角の二等分線の作図方法

① 点Oを中心とする円をかき、
半直線OA,OBとの交点をそれぞれC,Dとする。

② ①でかいたC,Dのそれぞれを中心とする
等しい半径の円の交点をPとする。

③ 半直線OPをかく。

実際にかけたら
✅ 本当に二等分されているか
をチェックしましょう。

直線上にある点を通る垂線

(直線上にある点を通る垂線の図)

「直線上にある点を通る垂線」とは上の図のように
直線\(l\)上にある点Oを通る垂線のことです。

ほぼ垂直二等分線の作図と同じですが
まずは動画で確認しましょう!
こちらがとても分かりやすいです。

直線\(l\)上にある点を通る垂線は次の手順で作図できます!

直線\(l\)上にある点を通る垂線の作図方法

① 直線\(l\)上の点を中心に適当な半径の円をかき、
直線\(l\)との2つの交点をそれぞれA,Bとする。

② 点A,Bそれぞれを中心とする等しい半径の円の交点をPとする。

③ 点Oと点Pを結ぶ。

実際にかけたら
✅ 本当に点Oを通っているか?
✅ 本当に垂直になっているか?
をチェックしましょう。

直線上にない点を通る垂線

(直線上にある点を通る垂線の図)

「直線上にない点を通る垂線」とは上の図のように
直線\(l\)上にない点Pを通る垂線のことです。

これの作図方法をまずは動画で確認しましょう!
こちらがとても分かりやすいです。

直線\(l\)上にない点を通る垂線は次の手順で作図できます!

直線\(l\)上にない点を通る垂線の作図方法

① 点Pを中心にして適当な半径の円をかき
直線\(l\)との2つ交点をA,Bとする。

② 点A,Bそれぞれを中心とする等しい半径の円の交点をQとする。

③ 点Qと点Pを結ぶ。

実際にかけたら
✅ 本当に点Pを通っているか?
✅ 本当に垂直になっているか?
をチェックしましょう。

正三角形の作図

最後に、おまけとして正三角形の作図を紹介します!
正三角形はすべての辺の長さが等しい三角形です。

正三角形の作図は定期テストでもよく出題されます。
定期テストで450を点取るための勉強法

まずは、動画で確認してみましょう。
こちらがとても分かりやすいです。

次の手順で正三角形を作図することができます!

正三角形の作図方法

① 線分ABをかく。

② 点A,Bそれぞれを中心とする等しい半径の円の交点をPとする。

③ 点PとA,Bそれぞれを結ぶ。

これで正三角形がかけます。
とても簡単ですよね!

実際にかけたら
✅ すべての辺の長さが等しいか?
✅ すべての角の大きさが等しいか?
をチェックしましょう。

まとめ

今回は4種類の基本的な作図と
正三角形の作図を解説しました!

手順を言葉で暗記するよりも
何度もかいてみることで覚えられます。

たくさん作図をしてみましょう。

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