1次式の除法のやり方

中1 1次式の除法 中1数学

こんにちは!ケントです!
今回は1次式の除法のやり方について解説します!

これまでの内容に不安が残る子は以下のリンクから復習してみてください!

1次式の除法のやり方 ポイント①

まず、除法とは割り算のことでした。

1次式の除法のポイントは2つです。

 係数をその数で割る

具体的に、12\(x\)÷3を考えてみましょう。

12\(x\)の係数は12なので、係数12を3で割ります。
12÷3=4ですね!

結果は、12÷3×\(x\)=4\(x\)となります。係数は文字の前についている数のことでしたね。

次に、(-6\(x\))÷2を考えてみましょう。

-6\(x\)の係数は-6なので、係数-6を2で割ります。
-6÷2=-3ですね!

結果は、(-6)÷2×\(x\)=-3\(x\)となります。

1次式の除法のやり方 ポイント②

ポイントの2つ目を説明します!

 係数に割る数の逆数をかける

小学校の割り算でも次のような計算をしたことがありますよね?

3÷\(\frac{3}{2}\)

これは、\(\frac{3}{2}\)の逆数すなわち、\(\frac{2}{3}\)をかけてあげれば計算ができました。

ルール

「Aで割る」=「逆数の\(\frac{1}{A}\)をかける」

というルールがありましたね!

分数で割る計算が出てきたときには、逆数をかけてあげることで計算ができるのです。

具体的に、8\(x\)÷\(\frac{2}{3}\)を計算してみます。

\(\frac{2}{3}\)で割ることは、\(\frac{3}{2}\)をかけることと同じなので

8\(x\)÷\(\frac{2}{3}\)
=8\(x\)×\(\frac{3}{2}\)
=12\(x\)

このような計算になります。

ポイント①ポイント②も本質は同じ計算です!

項が2つの除法

\(\frac{6x+12}{3}\)はどのように計算すれば良いでしょうか?

これは、\(6x\)と\(12\)のどちらも\(3\)で割る必要があります。
\(6x\)÷\(3\)=\(2x\)
\(12\)÷\(3\)=\(4\)なので

答えは、\(2x+6\)となります!

項が2つあるときの除法は、それぞれの項の係数やその数を割ってあげればOKです!

確認問題をやってみよう!

1次式の除法のやり方が分かったところで確認問題をやってみましょう!

確認問題

次の①〜③の計算をしなさい。
①4\(x\)÷2 ②(-8\(z\))÷4 ③3\(y\)÷\(\frac{3}{2}\)

答えを隠す・表示する
①2y ②-2z ③2y

まとめ

1次式の除法のやり方をまとめました!

忘れないようにノートにメモしておきましょう!

【1次式の除法のやり方のまとめ】
①係数を割る
②係数に割る数の逆数をかける 
→ 割る数が分数のとき

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