「データの分析」の最初の内容です。
今回は、範囲、ヒストグラム、度数分布表について
詳しく解説します!
データの分析とは?
そもそもデータの分析とは
与えられた数値などの情報から
その傾向や特徴を見出すことです。
小学校の算数では、平均値や中央値などの代表値を使って
データの分析を行いました。
中学校の数学では、ヒストグラムや箱ひげ図と呼ばれる
ものを利用してデータの分析を行います!
範囲とは?
データの分析を行う1つの指標に
「範囲(レンジ)」というものがあります。
範囲=最大値-最小値
で求められます!
具体的に次のような
中学生のソフトボールの記録があります。
【記録】11 12 13 15 15 16 17 21 22 24
24 25 26 26 27 28 30 33 37 38 (m)
このとき、最小値は11(m)であり、最大値は38(m)です。
よって、このデータの範囲は
38-11=27 27(m)となります!
範囲はこれだけの計算ですが
計算式を覚えていない子が多いです!要チェック!
ヒストグラムとは?
あるクラスの生徒の家から学校までの通学時間は
次の通りです。
【記録】5 5 5 11 11 11 12 12 16 17 17 17
18 18 19 19 21 21 21 21 25 25 26 30 (分)
これをもとに度数分布表を作成すると下の図のようになります。

これを柱状グラフにすると下の図のようになります。

このようにデータを柱状グラフにしてまとめたものを
ヒストグラムと言います!
このデータでは5分以上10分未満、10分以上15分未満、
15分以上20分未満…のように
5分ごとに区切っています。
5分以上10分未満、10分以上15分未満…のことを階級と言い、
区切られた区間の幅を階級の幅と言います。
今回は階級の幅は5(分)です!
度数分布多角形
度数分布多角形は下の図のように
ヒストグラムの長方形の上の辺の中点を
結んでできる多角形のことです。

または、度数折れ線と言う場合もあります。
まとめ
ヒストグラムについてまとめました!
【まとめ】
・範囲=最大値-最小値
・柱状グラフをヒストグラムと言う
・区間の幅を階級の幅と言う
・柱状グラフの長方形の上の辺の中点を結んだ
グラフを度数分布多角形または度数折れ線と言う
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