大学生活が始まると、多くの人が最初に考えることが「バイト何にしよう…?」ということではないでしょうか?世の中には飲食をはじめ様々なジャンルのアルバイトが存在します。
中には、これまで学んできたことを活かして塾講師のアルバイトを始めようと考えている人もいるかもしれません。
僕自身も現在、2年間、大学生講師として中高生に数学や英語などを教える個別指導のアルバイトをしています。飲食バイトも掛け持ちでやっています!🍔
今回は、塾講師バイトの良い点・悪い点を、他のバイトと比較しながら紹介します!
塾講師アルバイトの良い点
ここでいう塾講師は、個別指導を行う大学生講師を指します。集団指導やチューターとは異なるので、その点はご注意ください。
<塾講師アルバイトの良い点①>
授業給(時給)がいい
塾講師のアルバイトは他のバイトと比べて授業給や時給が高い傾向にあります。独自の給料システムがある塾も存在し、実際に僕が働いている塾は講師の等級によって授業給が変わります。
単に時給が高いバイトを探している人には最適です!
(塾講師アルバイトの悪い点では「塾バイト高時給」の落とし穴を紹介します)
<塾講師アルバイトの良い点②>
身体的負担が少ない

基本的に座って指導するため、飲食などの立ち仕事と比べて体力的負担が少ないです。
僕は飲食バイトもしていますが、そちらは立ちっぱなし&重いものを運ぶことが多く、かなり大変です。それに対して塾講師は、60〜90分間座ったまま授業をすることがほとんど。体力的に楽なバイトを探している人に向いています。
<塾講師アルバイトの良い点③>
社会で必要な力が身に付く

塾講師バイトでは、
分かりやすく伝える力
コミュニケーション能力
基本的なPCスキル(Word・Excel)
など、社会で必要なスキルが身につきます。
生徒に「ここが分からない!」と質問されたとき、どう伝えれば理解してもらえるかを考える過程で、伝える力が磨かれます。また、生徒の悩み相談に乗ることで、自然とコミュニケーション能力も鍛えられます。
塾講師の良い点はこのようにまとめられます↓
①時給がいい ②体力的に楽 ③社会で必要な力がつく
「楽そう!」「結構稼げそう!」と思ったあなたはぜひ次の「塾講師の悪い点」もぜひ読んでみてください!
塾講師アルバイトの悪い点
「塾講師の良い点」を読んでくれた方は塾講師のアルバイトを前向きに考えている方かと思います。やりがいのある仕事ですし、体力的に楽なのも個人的には好きなところです。
しかし、ちょっと待ってください!どんなバイトにも「悪い点」があります。それを把握してからバイトを始めるのと、後から気づくのでは大きな違いです。
塾講師のデメリットもしっかりと知っておきましょう!
<塾講師アルバイトの悪い点①>
場合によってはあまり稼げない
「塾講師の良い点」で高時給や授業給は高めと紹介しましたが、「稼げる」とは一言も言っていません。「時給が高い」といっても、実際にどれだけ稼げるかは別問題です。
僕の働いている塾では、授業給は高いですが授業以外の時間は給料が発生しません。
【実際の勤務&給与の例】
⌛️拘束時間:18:45〜22:20 →3時間30分
💵授業給:1,700円(1コマ)×2コマ=3,400円
📈時給換算:3,400円÷3.5時間=971.4円/時
下に分かりやすく図でもまとめました!↓

※最初の準備や最後の掃除&引き継ぎの時間は給与に一切反映されません。
個別指導の塾では、授業以外の授業準備や生徒対応、報告書作成などの時間は基本無給です。拘束時間全体で見ると時給がそこまで高くありません。
僕の飲食バイトは時給1,200円なので、同じ時間働けば4,200円。
塾バイトをしている友達はたくさんいますが、塾業界は「時給が発生しない時間が多い」傾向が高いです。塾バイトに限った話ではありませんが、給与のルールなどをしっかり確認することが大切です。求人サイトの授業給だけで「稼げる!」と思うのは危険です。
<塾講師アルバイトの悪い点②>
シフトの自由度が低い

これも塾によって異なるとは思いますが、個別指導も集団指導も基本的に「毎週△曜日」と固定されていることがほとんどです。つまり、塾バイトを始めた時点で毎週どこかの曜日は必ず拘束されてしまうということです。
飲食バイトや他のバイトは「希望シフト」という形で提出することが多いです。「ここの週に旅行に行きたい!」と思った時にはそこを外せばいいだけですが、塾バイトの場合は「お休みください…」と連絡を入れなければなりません。
そして、最も影響を受けるのが大学のテスト前です。テスト前はやっぱり勉強に集中したいです。そのタイミングでも当然のように塾バイトがあると、ちょっとキツイぞ、、ということになります。
毎週どこかの曜日が拘束されるのが嫌だという人には塾バイトは不向きかもしれません。
<塾講師アルバイトの悪い点③>
生徒によってはストレスになることも

どんなバイトでもお客さんとのトラブルはつきものです。例えば、飲食バイトでも態度の悪い客に遭遇して大きなストレスを受けることもあるでしょう。しかし、このようなトラブルは「その場だけ」のもので、そのときさえ乗り切ってしまえば、その客ともさよならです。
塾講師バイトでは「その場だけの関係」というのがありません。
生徒やその保護者との相性が悪いと大変なことになります。例えば、
✅シンプルに問題児で手を焼く
😕親がクレーマー体質
📱連絡先などを求められる
など様々なトラブルが考えられます。というか実際にあります。飲食バイトなどと違い、生徒との関係は「その場だけの関係」ではありません。生徒との関係が続く分、トラブルやストレスが長引くことがあります。
純粋に勉強を教えたい!という人は「生徒のケア」や「手間がかかる生徒の対応」ばかりをさせられると「これがやりたかったわけじゃないのに、、、」という気持ちになってしまうかもしれません。
勉強を教えたいだけ!という人は、その塾に通っている「生徒の層」を見極めることが大切です。いずれにせよ、いい意味でも悪い意味でも「その場だけの関係」で終われないのが塾です。生徒間、保護者間の面倒なことが嫌いな人にはおすすめできません。
まとめ
塾バイトの良い点、悪い点を以下にまとめました!
【塾講師アルバイトの良い点○】
①給料がいい ②身体的負担が少ない ③社会で必要な力が身につく
【塾講師アルバイトの悪い点×】
①場合によってはあまり稼げない ②シフトの自由度が低い ③面倒な生徒もいる
塾講師のバイトはいいアルバイトです。やりがいもありますし、体力的にもキツくありません。しかし、授業給や時給だけに目がいってしまうと、案外稼げなかったり、テスト前に大変な思いをしたりする可能性もあります。
この春から、塾講師のアルバイトを始めようと考えている人は、ぜひ塾講師の「実際のところはどうなのか」ということを調べてみてください!
塾講師は、やりがいもあって、体力的にも楽なバイトですが拘束時間やシフトの自由度などを考えると、人によって向き不向きがあります。『思っていたのと違う!』とならないよう、今回のポイントを参考にしながら、自分に合うかじっくり検討してみてくださいね!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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