今回は反比例の式である\(y=\frac{a}{x}\)の求め方
について分かりやすく解説します!
オリジナル問題はこの記事の最後にあります!
比例の式\(y=ax\)の求め方については
比例の式の求め方 で詳しく解説しています!
また、これまでの反比例の内容は
以下のリンクから復習することができます。
✅ 反比例と比例定数
→ 「反比例ってそもそも何なの?」が分かる!
✅ 反比例のグラフ
→ 反比例のグラフの特徴が分かる!
反比例の式を求めるとは?
「反比例の式を求める」とは
\(y=\frac{a}{x}\)を決定することです。
\(x\)と\(y\)は変数なので
比例定数\(a\)を求めることと言い換えられます。
反比例の式を求める問題①
【問題1】\(y\)が\(x\)に反比例し、\(x=2\)のとき\(y=8\)である。このとき\(y\)を\(x\)の式で表しなさい。
まず、「\(y\)が\(x\)に反比例する」
と書いてある時点で、求める式は
\(y=\frac{a}{x}\)になることが分かります。
次に、「\(x=2\)のとき\(y=8\)」
と書いてあるので(2,8)をこの式に代入します。
\(8=\frac{a}{2}\)となり、
これを計算すると\(a=16\)となります。
これは1次方程式の計算ですね!
1次方程式については
1次方程式の解き方 で詳しく解説しています。
最後に、\(a=16\)を\(y=\frac{a}{x}\)に代入して
答えは\(y=\frac{16}{x}\)となります。
「\(y\)は\(x\)に反比例する」→「\(y=\frac{a}{x}\)」
反比例の式を求める問題②
【問題2】\(y\)は\(x\)に反比例し、\(x=3\)のとき\(y=-9\)である。このとき\(y\)を\(x\)の式で表しなさい。
まず、まず、「\(y\)が\(x\)に反比例する」
と書いてある時点で、求める式は
\(y=\frac{a}{x}\)になります。
次に、「\(x=3\)のとき\(y=-9\)」
と書いてあるので(3,-9)をこの式に代入します。
\(-9=\frac{a}{3}\)となり、
これを計算すると\(a=-27\)となります。
答えは\(y=\frac{-27}{x}\)となります。
比例定数が負の場合も
式を求める方法は同じです!
反比例の式を求める問題③
次は、グラフから式を求める問題をやってみましょう!
【問題3】次のグラフで表される関数の式を\(y\)と\(x\)で表しなさい。

グラフの問題では、1つの座標を\(y=\frac{a}{x}\)に代入する!
このグラフは(1,6)を通っているので
\(y=\frac{a}{x}\)に(1,6)を代入します。
\(6=\frac{a}{1}\)となり、
これを計算すると\(a=6\)となります。
よって、答えは\(y=\frac{6}{x}\)となります!
【注意】代入する座標はどこでもいい
(2,3)でも(-6,-1)でも、通っている座標なら
どこを代入してもOKです!
答えは同じになります。
まとめ
反比例の式を求める問題についての
まとめを書きました。
【まとめ】
「\(y\)は\(x\)に反比例する」→「\(y=\frac{a}{x}\)とおく」
グラフの問題では、通っている座標を代入する
基本問題を集めた
オリジナル問題を自作しました!
反比例の式を求める問題が
完璧にできるようにぜひ活用してください!
以下のリンクから問題が見られます。
中1 オリジナル問題7 【反比例の式を求める】
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