今回は投影図と展開図について
分かりやすく解説します!
これまでの「空間の図形」について
以下のリンクから復習できます!
いろいろな立体
→角柱や円錐正多面体などを解説!
平面と直線&平面と平面
→平面と直線、平面同士の関係を解説!
動かしてできる立体
→主に回転体について詳しく解説!
投影図とは?

上の図は正三角柱の投影図(とうえいず)です。
平面図には立体を上から見た図を
立面図には立体を下から見た図を書きます。
平面図と立面図を合わせたものを投影図と言います。
立体の上と横から光を当て、地面と壁にできる影で
どのような立体かを示すイメージです。
普通に展開図とか見取り図で示してくれよ…
って思いますよね。
でもこれ、入試で結構出ます!要チェックです!
正四角錐、円錐の投影図はどのようになるか?
考えてみてください!
正四角錐の投影図は下のようになります。

平面図は上から見た図なので
正方形に「×」をつけることを忘れないでください!
円錐の投影図は下のようになります。

投影図をかくときは「イメージすること」が大切です!
展開図とは?
展開図は少し馴染みのある言葉ではないでしょうか?
立体を切り開いたものが展開図です!
いわば組み立てる前の設計図のようなものです。
サイコロを作るとき、紙に下のような図を書きますよね。
これこそが立方体の展開図です!

展開図を組み立てることでその立体を作ることができます!
立方体や直方体の展開図はイメージしやすいですが
角柱や円錐などの展開図はイメージしにくいですね…
ここでは代表的な立体の展開図を紹介します!
【正三角柱の展開図】

【円柱】

【正四角錐の展開図】

角錐なので先が尖っている立体です。
側面には三角形がきます。
【円錐の展開図】

円錐は円と扇形がセットになっています。
円の一部のような図形を扇形(おうぎがた)と言います。
また、扇形の孤の部分と円の円周の長さは等しくなります!
これはとても重要な性質です。
円錐の展開図は入試でもよく出題されるので
この形をしっかり覚えましょう!
まとめ
投影図と展開図についてまとめました!
【まとめ】
・投影図=平面図+立面図
・平面図は上から見た図、立面図は横から見た図
・展開図はそれぞれの立体についてしっかり覚える
・円錐の展開図で扇形の孤の長さは円の円周の長さに等しい!
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