1次式の除法のやり方

中1 1次式の除法 中1数学

こんにちは!ケントです!
今回は1次式の除法のやり方について解説します!

これまでの内容に不安が残る子は
以下のリンクから復習してみてください!

✅ なんで数学で文字を使うの?
→ 文字と式とは?

✅ 文字の書き方のルールは?
→ 文字式の5つのルール

1次式の除法のやり方 ポイント①

まず、除法とは割り算のことでした。
基本的な割り算に不安が残る子は
下のリンクから復習してみてください!
乗法・除法

1次式の除法のポイントは2つです。

ポイント① 係数をその数で割る

具体的に、12\(x\)÷3を考えてみましょう。
12\(x\)の係数は12なので、係数12を3で割ります。
12÷3=4ですね!
結果は、12÷3×\(x\)=4\(x\)となります。
係数は文字の前についている数のことでしたね。

次に、(-6\(x\))÷2を考えてみましょう。
-6\(x\)の係数は-6なので、係数-6を2で割ります。
-6÷2=-3ですね!
結果は、(-6)÷2×\(x\)=-3\(x\)となります。

1次式の除法のやり方 ポイント②

ポイント② 係数に割る数の逆数をかける

小学校の割り算でも次のような計算をしたことがありますよね?
3÷\(\frac{3}{2}\)
これは、\(\frac{3}{2}\)の逆数すなわち、
\(\frac{2}{3}\)をかけてあげれば計算ができました。

「Aで割る」=「逆数の\(\frac{1}{A}\)をかける」

というルールがありましたね!

分数で割る計算が出てきたときには
逆数をかけてあげることで計算ができるのです。

具体的に、8\(x\)÷\(\frac{2}{3}\)を計算してみます。
\(\frac{2}{3}\)で割ることは
\(\frac{3}{2}\)をかけることと同じなので

8\(x\)÷\(\frac{2}{3}\)
=8\(x\)×\(\frac{3}{2}\)
=12\(x\)

このような計算になります。

ポイント①ポイント②も本質は同じ計算です!

項が2つの除法

\(\frac{6x+12}{3}\)はどのように計算すれば良いでしょうか?

これは、\(6x\)と\(12\)のどちらも\(3\)で割る必要があります。
\(6x\)÷\(3\)=\(2x\)
\(12\)÷\(3\)=\(4\)なので

答えは、\(2x+6\)となります!

項が2つあるときの除法は
それぞれの項の係数やその数を割ってあげればOKです!

確認問題をやってみよう!

1次式の除法のやり方が分かったところで
ここで確認問題をやってみましょう!

【確認問題】次の①〜③の計算をしなさい。
①4\(x\)÷2 ②(-8\(z\))÷4 ③3\(y\)÷\(\frac{3}{2}\)

答えを隠す・表示する
①2y ②-2z ③2y

まとめ

1次式の除法のやり方をまとめました!
忘れないようにノートにメモしておきましょう!

【1次式の除法のやり方のまとめ】
①係数を割る
②係数に割る数の逆数をかける
→割る数が分数のとき

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