1次方程式の利用

中1_1次方程式の利用 1次方程式

今回はこれまで学んできた
1次方程式を利用して
実際の問題を解いてみます。

レベル別で3問、用意しました!

1次方程式の理解に
不安が残る場合は
下のリンクから復習してみてください!

✅ 方程式って何?
→ 方程式とは?1次方程式の基礎

✅ 1次方程式の解き方が分からない!
→ 1次方程式の解き方

レベル1 基本的な問題

【問題1】
あるイベントの参加者にアメを配る。1人3個ずつ配ると18個余り、1人4個ずつ配ると6個足りない。このイベントの参加人数を求めなさい。

1次方程式を解くときの鉄則は
求める数を\(x\)でおくことです。

【1次方程式を解くときの鉄則】
求める数を\(x\)とおく。

今回は、参加人数を求めたいので
参加人数を\(x\)とおきます。

それでは、\(x\)を使って
用意されているアメの個数を表しましょう。

3個ずつ配る場合、3個×(人数分)配っても
まだ18個残っているので

3個ずつ:\(3x+18\)と表されます。

4個ずつ配る場合、4個×(人数分)配ると
6個足りなくなってしまうので

4個ずつ:\(4x-6\)と表されます。

アメの個数を2通りの方法で表しましたが、
どちらも同じアメの個数を表しています!

同じものを表しているときは
で結ぶことができるので

\(3x+18\)=\(4x-6\)

あとはこれを解けばOKです。
\(x\)=\(24\)となり、
アメの個数は24個と分かります。

レベル2 一方を\(x\)でおく問題

【問題2】1個200円のりんごと1個80円のみかんを合わせて16個買った。代金は2000円であった。このとき買ったりんごの個数を求めなさい。

このように
「合わせて○個買った」の問題の鉄則

一方を\(x\)でおく!

たとえば、りんごを5個買ったとすると
みかんは16ー5=11個買ったことになります。

つまり、求めたいりんごの個数を\(x\)とおくと
みかんの個数は\(16-x\)とおくことができます!

分かりやすく表にまとめました。

りんごみかん合計
個数\(x\)\(16-x\)16
代金200\(x\)80\((16-x)\)2000

このように得られた情報を
表を使って整理すると
考え方がはっきりとします!

あとは「代金」で方程式を立てましょう!

200\(x\)+80\((16-x)\)=2000
これを解くと\(x\)=\(6\)となります。

買ったりんごの個数が6個だと分かります!

レベル3 速さの問題

【問題3】家から1460m離れた学校まで、途中地点Pを通って行く。最初は分速70mで歩き、地点Pからは分速90mで走ったところ、家から学校まで18分かかった。分速70mで歩いた時間を求めなさい。

これも表を使って整理してみましょう。
「道のり」「速さ」「時間」の公式が分からない子は
文字を使った数量の表し方をチェックしてみてください!

家〜P地点P地点〜学校合計
速さ分速70m分速90m
時間\(x\)\(18-x\)18分
道のり70\(x\)90\((18-x)\)1460m

家〜P地点にかかった時間を\(x\)分とおくと
P地点〜学校にかかった時間は\(18-x\)と
表されることに注意してください!

道のりの合計が1460mになるので
次の方程式が立てられます。

70\(x\)+90\(18-x\)=1460

あとはこれを解けばOKです。
\(x\)=\(8\)となります。

よって、分速70mで歩いた時間は
8分間と分かります!

まとめ

1次方程式の利用のまとめです!
忘れないようにメモしておきましょう。

【まとめ】
① 求める数量を\(x\)とおく。
② 「合わせて〇〇」の問題は一方を\(x\)とおく。
③ 難しい問題は表を使って整理する。

たくさんの問題を解いて
方程式を解く力をつけましょう!

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