3種類の図形の移動

中1_3種類の図形の移動 中1数学

今回は図形の3つの移動について解説します!

以下のリンクからこれまでの復習ができます。

点と直線 ✅円と扇形 ✅4つの基本作図

3種類の移動

まず、図形の移動とは
その大きさや形を変えずに他の位置に動かすこと」です。

図形の移動は3種類あります。

・平行移動
・回転移動
・対称移動

それぞれの移動について詳しく解説します。

平行移動

(平行移動の図)

上の図のように
図形をある方向に一定の長さだけずらす移動
平行移動と言います。

もとの図形と平行移動させた図形では
次のような特徴があります。

<平行移動の特徴>
・もとの図形と平行移動させた図形は対応する辺はどれも平行
・対応する点を結ぶ線分は平行で長さが等しい

※対応する点、線分とは、AとA’、ABとA’B’,のように移動の前後で
同じ部分に当たる点や線分のことです。

回転移動

(回転移動の図)

上の図のように
図形をある点を中心にとして、一定の角度だけ回す移動
回転移動と言います。
また、点Oを回転の中心と言います。

さらに、下の図のように
180°回転させる回転移動を点対称移動と言います。
点対称移動は回転移動の仲間です!

もとの図形と回転移動させた図形では
次のような特徴があります。

<回転移動の特徴>
・回転の中心は対応する2点から等しい距離にある
・回転の中心と対応する点を結んでできる角
(∠AOA’や∠BOB’のこと)はすべて等しい

対称移動

(対称移動の図)

上の図のように
図形をある直線\(l\)を軸にして裏返す移動
対称移動と言います。
また、直線\(l\)を対称の軸と言います。

⚠️「対称」の字に気をつけてください!
「対象」「対照」ではありません。

もとの図形と対称移動させた図形では
次のような特徴があります。

<対称移動の特徴>
・対称の軸は対応する点を結ぶ線分を垂直に二等分する

まとめ

ここまで平行移動回転移動対称移動について
解説しました。

平行移動・・・図形をある方向に一定の長さだけずらす移動
回転移動・・・図形をある点を中心にとして、一定の角度だけ回す移動
対称移動・・図形をある直線\(l\)を軸にして裏返す移動

「イマイチよく分からない…」という子は
こちらの動画を見てみてください!
とても分かりやすいです!

コメント