中1 式の値

中1 式の値 中1数学

中1「文字と式」の4回目の内容です。
これまでの内容が不安な子は以下のリンクから
これまでの内容を復習してみてください!

🛜 なんでわざわざ文字を使うの?
→ 文字と式とは?

✅ 文字のルールが分からない
→ 文字式の5つのルール

#️⃣ 割合や速さなどの表し方が分からない
→ 文字を使った数量の表し方

今回は、「式の値」とは何か?
実際の計算方法を学んでいきます!

式の値とは?

式の値とは、その式に文字式の文字に数を入れた値のことです。

具体的な例を考えてみましょう。
音のスピードは気温をt(℃)とすると
秒速331+0.6t(m)で表されます。

音は気温が高くなればなるほど、すなわち、
tの値が大きくなればなるほど
空気中を伝わるスピードは速くなります。

気温10(℃)のとき、すなわち、t=10のとき
音のスピードは
秒速331+0.6×10=331+6=337
つまり、秒速337mです。

では、気温20(℃)のとき、すなわち、t=20のとき
音のスピードは
秒速331+0.6×20=331+12=343
つまり、秒速343mです。

このように、気温が10℃違うだけで
スピードが秒速6mほども変わってくるのです!

理科の話はこの辺にして、
音のスピードの式 331+0.6tという式に
t=10やt=20といった
具体的な値を入れてみました。

このときの秒速337m秒速343m
式331+0.6tの値といいます。

また、t=10やt=20をtに入れることを代入すると言います。

以上が式の値の説明です。

2乗の式の値

次は、2乗が含まれている式の値を
計算してみましょう!

落下時間をt(秒)とすると
物体の落下距離hは
h=5t2と表されます。

それでは、ある物体が
3秒間に落下する距離を考えてみます。

3秒間に落下する距離を求めるには
tに3を代入すれば良いですね。
h=5×3×3=45(m)となります。
つまり、ある物体は3秒間で45m落下することが分かります。

2乗が含まれている式の値も
同じように計算できます!

負の数を代入する場合

次は、負の数を代入する場合を考えてみます。

負の数がよく分からないという子は
正の数・負の数 をチェックしてみてください!

それでは、この問題をやってみます↓
x=-2のときの式10ーxの値を求めなさい。

負の数を代入するときは
( )をつけて代入する
というのが基本です!

( )をつけずに代入すると
+とーが違う、、、😭
なんてミスが起こりえます

10 ー( )となり、
( )に-2をそのまま代入すればOKです。

10 ー(ー2)=10+2=12です。
答え:12

負の数の加法については
↓のリンクから確認できます!
加法・減法

演習問題2つ

最後に、演習問題を2つやってみましょう。
もし、分からないところがあれば、
もう一度この記事を読んでみてください!

【演習問題1】x=ー1のとき、次の①〜③の式の値を求めなさい。
①4+x ②9ー2x ③x2

答えを隠す・表示する
①3 ②11 ③1

【演習問題2】x=−2, y=1のとき、次の①〜③の式の値を求めなさい。
xy ②x2y ③x÷yx2

答えを隠す・表示する
①-3 ②5 ③-6

最後に、今回のまとめを書きます!
忘れないようにメモしておきましょう!

【式の値のまとめ】
①文字に数を当てはめることを代入するという。
②負の数を代入するときは( )をつけてから。

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